転職消耗プランナー的日常

みんなー、消耗してるかーい?

となりのレン話ちゃん(仮)②

    まだ我が法人に在籍中のアラフィフポンコツ様が、レンタル話し相手を自称する26歳無職男性と全く同じ思考回路だったことは、「あの日見たポンコツの名前を僕達はまだ知らない」シリーズで書いた。

    身バレしない範囲で、ポンコツ様採用の経緯を話そう。

   ポンコツ様は、実は我が法人が持っている病院の心療内科の患者だった。「職場でパワハラされてうつ病を患った」は事実。もう50歳だし、現場で働くのは難しいからケアマネジャーやりたい、と診察の時に言って、患者ファーストなドクターが、じゃウチくる?って言ったのがきっかけ。

    が。ドクター、ポンコツ様がどういう経緯で前の職場を干され、辞めることになったかは知らなかった。そりゃそうだ。人間、自分に不利なことは意図して隠すから。

    ボスが、人脈を生かして仕入れたポンコツ退職の経緯を聞いて、我々はそらそうなるわな、と納得した。

    ポンコツはとある趣味を充実させるために、旦那と魅力度最低県に転居した。もともとは名古屋にいたそうだ。ここでポンコツパワーワード、その1。

 

「この辺りに住んでる人って、民度低いですね」

 

   いきなりネットスラングをくちにしてdisるアラフィフ女性。我々が普段接する高齢者だって、ネットスラングは知らなくても、なんかバカにされてるというのは伝わる。

  自分の提案を受け入れない要介護者や家族、同僚に向かってこれを連発したらしい。そりゃ簡単に聞く訳なかろうよ。あなたは身体弱ってます!私の言う通りにリハビリしなさい!なんて言われて、はいそうですねっていうか?

   家ではどんなことでおこまりですか?はー、そりゃ困りましたねー、いやー、うちの祖母もそうなんですよねーとか、はい、うん、うん、そうですか。とひたすら聞く。それが我々の仕事なんだが。

    人の話はほとんど聞かずに、自分の意見ばっか押し付ける。聞かないと、「あの利用者は民度が低い」を連発していたそうな。

 

 

民度って、何かね(CV:菅原文太)

 

 

続く