転職で消耗してます⑨

   会計がガバガバ。
   口を開けば「うちはあんたたちのせいで赤字なんだから！」しか言わない専務。その割には財務関係の書類は、絶対公開しない。
   ここからは、私なりの考察。
   サ高住は、だいたい住居+デイサービス、訪問介護が併設なのだが、建屋が同じであるため「同一建物減算」が適用される。デイサービスは1日94単位、訪問介護は基本単位の10パーセント減算。現在46名入居なので、かなりのマイナスである。
   なので。同じ県北地区のサ高住は、定員20名とし、デイサービスについては地域密着型で申請し、単価を上げている。減算になってのダメージを少なくする効果もあろう。
   弊社は何をどこで間違えたのか、46名まで入れるように増床の上、外部利用者も受けていたので大規模減算事業所で算定している。…わざわざ赤字になるような作り。目先の金にしか理解がない理事長と専務が、アホコンサルの言葉に乗せられて増床したんだとしか思えない。

   そして、介護保険を補いサービス費用と、入居中の設備破損、退去時の、原状回復費用もトンチキだった。
   基本サービス費は月1万円。介護保険の限度額を超えた分をフォローする、が名目。当然1万では足りない。しかも弊社の夜勤専従職員は、家政婦紹介所で訪問介護事業所を運営する会社からの派遣である。…わかりますよね、これ。
   破損についての費用、現状回復費、実は利用者からもらっていなかったことが判明。建築メーカーの保証期間があったので、無償または定額で修理が出来るからとそのままだった模様。しかし、保証期間も終了し、費用負担が発生するので、それを会社が負担するのか、利用者が負担するのかで大モメ。(入居一時金なしのかわりにもらう、敷金2か月分の扱いもアレだし。)
   そういう状況であるにも関わらず、役員報酬がくっそ高いのか、二重帳簿でも作ってんのか。金の流れか不明すぎる、という背景があった。