転職消耗プランナー的日常

みんなー、消耗してるかーい?

転職で消耗してますリターンズ番外編④

   ひとつ前の職場にいた、発達障害のナースの話。

   以前、サ高住に併設のデイサービスにナースとして勤務していたんだが、とにかく仕事が覚えられない、指示が理解できない、注意されるといじめられたと態度に出すので、半ば解雇のような形で退職したらしい。

    今デイサービスに勤務している男性ナースと結婚したらしい、までは中途採用のワイも聞いていた。1度退職したナースを再雇用することになったのは、新しく開設したデイサービスのナースが、採用1か月でやめたからである。(オーナーのコネで入ったのに。)

    人材派遣会社に夜勤専従丸投げで赤字の会社、というよりは、吸った息を吐くのも嫌なくらいカネにうるさい専務が、いないよりマシと彼女を呼び戻したんである。

   これには現場が大反対した。だが、専務がゴリ押しした。専務がヒステリックに騒ぎ出したら、面倒なので、誰も反対しない。

 

  さて、新デイサービスは大混乱である。  

  利用者が到着して忙しい時間、何度指示してもぼーっと座っている。やっと動き出したとしても、仕事が遅い。バイタルチェックも、機能訓練も、誰かが付きっきりで指示しないと進まない。

   ただでさえ利用者獲得が進まない中、たったひとりの職員に振り回されることになったので、職員たちは彼女に「あえて何もさせない」ということでまとまってしまった。これが悪手だった。

    彼女は、旦那に「職場でいじめられる」と訴え、旦那(先述の男性ナース)は、「発達障害があるうちの嫁を雑に扱うんじゃねえ!」とオーナーと専務にカチコミ。

 

 一同、メダマドコー、である。

 

  だったらなんで早く言わなかった。となって、だいぶ紛糾したらしい。(どうも旦那の方もASDっぽいが、診断を受けていないのでなんとも言えない)

   専務は自分か復帰させた手前、責任を感じるのかと思えば、「あんたたちは介護のプロでしょう!彼女が働けるようにフォローしなさい!」と一喝。

 

   再び、メダマドコー。

 

   デイの職員と、彼女の間に出来た溝は修復出来ないくらい深くなっていた。デイの職員は仕事だから、と一応フォローするが、「反抗期の小娘みたいに」(デイの管理者いわく)態度の悪い彼女は、まるっきり無視。そんな状態が続いた結果、彼女は解雇になった。

 「○○さん(ワイの本名)みたいに、なんでも出来て役に立つ発達障害者はありがたいけどねえ」と、解雇した後も彼女をこき下ろす専務には辟易した。