転職消耗プランナー的日常

みんなー、消耗してるかーい?

転職で消耗してますリターンズ番外編②

  NHKが「クローズアップ現代プラス」やら、「所さん大変ですよ!」で発達障害の特集をしている。おそらく、定型発達の方々に発達障害とはこういうことだよ、という啓蒙キャンペーンなのだと思う。

   だが、肝心の当事者及び家族が知りたい情報がない、ある分野に特化した才能がないとだめなのか、というツイートも見かける。一方で、発達障害は○○で治る界隈も賑やかである。

 

   そらそうよなあ。ワイみたいに、成人してから診断されるケースもあるし。ある当事者で成功したパターンだけを「発達障害ライフハック」とは定義出来んし。

 

    なので。オープンにするか、クローズにするかはさておき。とりあえず医療とどう繋がるか、就労の場でどうするか、を個人的にまとめる。

 

   今回は、医療との繋がり方。

    今かかっているクリニックの院長は、総合病院の精神科の元医局長で、思春期精神科も得意なんだそうた。ストレスからのうつ病というところから、「働いたり生活する上で、自分にどういう傾向があるかを調べることから、生活や仕事を見直しましょう」とご提案いただき、神経心理検査をうけた。3時間5000円。保険外ではあるが、きちんと診断されるデータが出るのはありがたい。

ウェクスラー知能検査成人用と、アスペルガー症候群ADHD用検査。心理士から提示された言葉を説明したり、パズルの組み立て、数字の逆からの復唱など。

   ワイの場合、言語での説明は得意だが、マルチタスクをこなすのは困難、外部からの音などの刺激によって注意力や集中力が低下、ひとつのことに熱中しすぎる過集中の傾向があるADHD(注意多動欠陥障害)の診断。

   どちらかというと決まった作業をたんたんとこなす仕事向き。しかし、自分の力ではここまでですと説明したり、周囲に伝えるのが出来ない(苦手とかなんとかでなく、伝え方がわかってない)ので、周囲に困った時は言葉で伝えるのを意識しましょうと提案された。それもそうだ。過集中しすぎてうつ病になってるんだし。

    自分の不得手な部分を意識しないで働く、かと言って目の前に人参ぶら下げて馬を走らせるように、わかりやすいご褒美を提示しないと動かないし。

   しかも成人過ぎて、それが障害に起因するものですよ、はなかなか受け入れ難い。だが、付き合っていくしかない。まずは、私はここまでは出来ます。この先はご一緒にお願いできますか、を周囲に伝えることから始めた。

   これは定型発達でも大事だと思う。サボってる、丸投げ、でなく。それぞれの不得手を補うのは大切。

    こんなことも出来ないの?じゃなく、どこから手伝いますかのアシストと合わせて広まったら、と思う。