転職で消耗してますリターンズ番外編⑥
主治医の指導のもと、そこそこ落ち着いてしまった今だから書ける話なので、正直今悩んでいる人の糧にはならないのは承知で書く。いましばらくお付き合いを。
主治医の指示通りの服薬と生活の見直しで、半年ほどで仕事は困らない程度には復活した。例の彼女が治療を受けていたかどうかは分からないが、支援の手がある環境で、彼女の現状にあったお仕事をするという選択肢があったら、解雇ってことはなかったんじゃないかと思う。
実際、人が当たり前に出来てることが自分は出来ないってかなりしんどいし、それが障害なんだってのを周囲に理解してもらうのはもっと大変。サボってるんでも、要領が悪いんでもなく、自分の取り扱いが分からないんだからさ。
それをオープンにしたところで、どこの会社でも支援できるかって言ったら難しい。そもそも、障害のある同僚や後輩と仕事した経験がないし、そういう指導を受けたことも無い。だから相互協力なんて成立しにくい。
ならば。診断がついたら、まずは自分の特性を知って、どうしたら生活しやすいか、仕事がしやすいかも考えないといけない。思い切って職種を変えてみようとも主治医に言われたが、それもあると思う。
(ただし、判断は慎重に)
職場での障害オープンについては、主治医やカウンセラーと充分話し合いの上でする方がよいらしい。障害を理由に退職や解雇に持ち込もうとする雇用主がいるからと主治医に説明を受けた。ここは主治医の判断が優先されるそうなんで、とにかく焦らないこと。
同僚に発達障害の診断を受けた人がいたら、だか、これに関しては自分から「困ったことがあったら言ってね」でもなく、「障害を言い訳にすんな!」でもなく、フラットに接して、観察するしかない。周りが手伝って解決できるのか、本人が特性を自覚して解決できるのかは見極めが必要になるからだ。
さておき。
とんがってる人もいれば、発達障害を旗印に成り上がりたい、静かに暮らしたい人様々である。
障害でマウント取っても仕方ないし、願わくは、定型発達の人々の中で馴染めるように生活したい、ただ静かに暮らしたいだけ、と吉良吉影みたいなやつもいていいと思うんすよね。
ただ、この一連の記事は、成人して思わぬことが判明したりしたけど、まあなんとか生きてますよという振り返りである。保険外適用ではあるんだけど、神経心理検査が健康診断の項目に入ったたらいいなあと思ったこともつけ加えて、この話の〆とさせていただく。