オールドルーキー指導血風録⑧

   挨拶を無視する。

   たとえムカつく相手だろうと、最低限の礼儀は守らねばならん。

   新人よ。私に挨拶をしなくなった時点で、貴様は社会的に死んでいるぞ。

   ところで、新人はパソコンが出来ない。

   スマホは使えるので、メカ音痴ではなかろう。仕事で触れる機会が無かったんだろう。使いながら覚えるしかなかろうさ。だがな、新人。挨拶を無視した相手に、「私の指導をしてくれて当然」的な態度で聞いてくるのはどうなんだ。となりのオッサンでもよかろうに。

    そして、何度教えても同じ失敗するよね。

    そのメモは見ないのか？

    さて。ここまでを振り返って思ったのは、新人があれだけの資格を持ちながら相談員、現場リーダー、ケアマネをやらせて貰えなかった理由は、ここまでの失敗が原因ではないかと。

・音声による認識が不得手

・聞きながらメモを取るのが不得手

・細部に拘りすぎて、相手の主訴より自分の判断を押し付ける

・失敗に弱く、原因はすべて周りのせい。そしてものすごく落ち込む。

   不得手はあってもいいと思うが、一見自分の不得手を理解している様に見えながら、仕事の手順は教わったことはまったく利用しないで、我流を通して失敗。どう扱ったらよいやら。

   そして新人、ある事件からコネ入社が判明。

    詰んだ。