転職消耗プランナー的日常

みんなー、消耗してるかーい?

あずみの里控訴審から考える④

  資料を探していたら、更新が遅くなった。

  気になったのが、これだけ職員側の責任が問われるのであれば、人員配置については争点になっていないのか。

 

https://kaigo-houmu.com/riyousha/goen2.html#i-7

 

   誤嚥事故の判例についての解説を見つけた。

   ここでは、厨房に配置された3名を含む、とあり、食事介助に必要な人員配置は満たしている。届出上、国の基準を満たすまたは上回るものであれば裁判所の判断は「問題なし」。

 

  事故当時の人員配置はさしたる争点ではない、と。

  ううむ。そらまあ、1対1の対応は出来ません。国の基準通り職員1人が〇人の利用者を見るという数値ですが、嚥下が難しい方、認知症で介護が必要な方から介護が必要になりますが云々と、詳しく契約時に説明をしなくてはいけない。

   未だに契約に立ち会うとこの辺聞き流したりする家族、端折った説明してる相談員を見る。

   同時に、契約書及び重要事項説明書にサインかつ捺印していれば、利用者側も納得の上同意しました、ってことになる。

   事故防止はもちろん、訴訟対策にむやみと分厚くなる重要事項説明書および契約書も厄介である。

    

   まさかは、常にある。プロが介護をしようが、家族が介護をしようがリスクはある。ならば、絶対の安全はむりでも、事故によるダメージは極力減らし、誠意ある対応をします、と事業所側が説明したら、ならばおまかせします。と利用者側も「まさか」があることを頭の隅において契約できるように、どちらの立場であっても対応できるようにしなくては、と考える。