転職消耗プランナー的日常

みんなー、消耗してるかーい?

オールドルーキー指導血風録~貴様なんか既に死んでいる~①

   ゼロワンロケの話、あと1回残ってたことに気づいたが、また別の機会にする。

 

  さて。今世話になっている法人は、介護保険医療保険・支援費でサービス展開する大きい組織だ。東南アジア地区の高齢化を視野に入れて、海外技能実習生を受け入れ、ゆくゆくは現地で事業を開始するとかなんとか。スケールがデカすぎて、着いていけない。

   事業展開のスピードが尋常ではないので、一方で人手不足でもある。初任者研修コースもあるし、事業に貢献(稼働率だけでなくサービス面でもスキルを求められるけど)出来るとなれば、中途採用でも上にいける。

   法人が大きいわりにケアマネの数が足りないので、元々いる職員であれ、中途採用であれケアマネは需要ありである。(居宅・施設・小多機・包括とあるから)  私がいる居宅は、現在4名在籍。しかし、予防・介護含めて常時60件近く担当しているのは、そのうち3人。

    では。

    事務所のメンバー紹介

管理者:ケアマネ3年目。老健介護職員からケアマネになった生え抜き。施設運営および人事管理スキル高い。アンガーマネジメントが完璧。声が宮野真守似なので、当ブログでは宮野またはボスと表記。

 

ケアマネ①:ケアマネ2年目。同じく介護職員からの生え抜き。今どきの若者風だが、利用者および家族との距離のとり方がうまい。法令もきちんと頭に入っている。デッサンがズレた水嶋ヒロ風なので、水嶋またはパイセンと表記。

 

ケアマネ②ケアマネ2年目。お隣の市にある医療法人の元看護師60歳。社会福祉士介護福祉士・介護支援専門員有資格者。市役所勤務の家族からの売り込みで採用。しかしケアマネ業務がまったく出来ず、包括から名指しで「新規紹介出来ない」と言われる。朝からパソコンの前で寝るか、訪問と称してどっか行ってる。オッサンと表記。

 

ケアマネ③ケアマネ16年目。転職10回。まさかの採用と条件の良さに、法人に骨を埋める決心をした。となりのオッサンの負のオーラにかりかりしている。つまり私。

 

  そしてここに、オールドルーキーが加わる。

  オッサンとおなじ法人にいた事があり、うちにくる前は、有限会社が経営の小規模多機能型居宅介護の介護職員だったそうな。介護福祉士社会福祉士精神保健福祉士・介護支援専門員の有資格者、アラフィフ女性。なんでそんな人が、って思ったら、「腰を痛めたのもあり、長く働くのに介護職員は厳しいので、ケアマネジャーとして働きたい」だそうだ。事務方経由で聞いたボスの話ではそんなところ。

   ボスとパイセンは、私が採用になる前からオッサンの扱いに困っていたし、予防・介護合わせて20件も無い置物状態のケアマネよりは、初心者でも働いてくれる人なら、となった。そりゃそうだ。入社半年の私でさえそろそろ予防・介護あわせて50件近く。新規は毎月くる。交代で引き受けてもこなせない。

   期待の大型新人現る!だがしかし、ケアマネ業務は初めてだから、ゆっくり覚えてもらいましょう、というボス判断で、しばらくはボスとマンツーマンでの勤務となった。

   勉強熱心なのと、施設ボランティアをしていて、楽器が出来るとの事で、法人内のデイケアで音楽レクをやってくれたりで、滑り出しは悪くなかった。

   しかし、アクシデント発生。

   新人、プライベートで取り組んでいる、ある競技の練習中に骨折。入社1か月めで、いきなり療養休暇である。なんて不運なこっちゃ。しかし、まずはきちんと怪我を治そうってことで、1か月お休み。自家用車通勤可能なので、復帰しますとの報告。

   そこでボスから、私に指令が。

「同性の方が色々聞きやすいと思うので、指導をお願いします」

   それはできません!!!

   人様の指導なんてやったことないし、こっちがアタフタしますんでできません!!とは言えないのが社会人。じゃあ、ボスとパイセンもご協力いただけますか?私もまだ半年めですから、ここは生え抜きのお二人の方が……。

 

   かくして。指導者デビューである。