オールドルーキー指導血風録・最終回
さて、急展開がありまして。
新人の扱いは、「当たらずさわらず」になりました。まあここまでお読みくださった方はお察しいただけるだろう。特に支援職にある方なら。
別に個人的に専業主婦が嫌いとかそんなことは、支援職だから持ってはいけない考えだと言ってるんでは無い。わざわざそれを口に出した上、ケアプランを考える場での課題にするなと言ってるんである。
そして、公的保険は個人の要求に対応するものでなく、利用者の生命維持や生活の安全維持に対応するものだとくどいくらい説明した。
介護職員初任者研修修了後であるとか、新社会人に言ってるんではない。20年近く介護業界にいて、介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士・介護支援専門員の有資格者に説明してるんである。
試験をクリアしているってことは知識も経験もある。私なんかよりもっと勉強してるんじゃないかって思うんだが。こうなると、支援職に向いているかいないかの話になりそうなので、辞めておこう。
知識と経験から、知恵が生まれるというのが我が法人の役員の教えである。どちらかだけに偏ってはいかんのだとしたら、それはどうやって修正していくのかはさっぱり分からない。歳を重ねると思考の柔軟さもなくなるから、こりゃあ難しいだろな、というのがこの数ヶ月の結論である。